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足踏みする春 [スケッチ]

これだけだけど。

花びら足りてないしー.jpg


ナチュラルガーデンに咲いていた、原種系の小さなチューリップです。
立派な園芸種も好きなのだけど、楚々とした原種系の花が、最近は気になります。

いきなり暖かくなったかと思うと、寒い日が続いて遅霜さえ警戒された、今年の春。
このチューリップも、冷たい風に花が揺れ、描くのが大変でした。
というか、描いていて寒くて寒くて。
透明感のあるオレンジ色をした、紙のような花弁の感じは、少し出ているかな。


この春からは、自分の絵をつくることに比重をおくことにしました。
いろんな線や色や画材を試し、結局どうしたいんだ!と煮詰まる日々(笑)
スケッチに出る回数は減ってしまいそうですが、描くことが自分と世界をつないでいることは、たぶん変わらない。
さて、どんな絵が描けるだろうか。
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桜をひと枝。 [スケッチ]

今年はこれだけ。

桜(品種不明).jpg


4月にならないうちに、みるみる咲ききってしまった今年の桜。
ソメイヨシノからサトザクラが咲ききるまで、実にあっという間でした。

遅咲きの桜が、少しだけ描けました。
花と葉が同時に出るタイプのほうが、ひと枝だけでも絵にしやすく感じます。
この花の品種名はわからないのですが、花弁に切れ込みが多く、雄しべの一部が弁化しています。

咲きほこる「かたまり」としての桜も絵にしたい、と思うのですが、これがなかなか掴みがたく・・・
次の春の課題になってしまいました。

あと何度春を迎えても、きっと足りないんだろうなあ。
そんな季節に、またひとつ歳をとるのです。

タグ: スケッチ
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追いかける季節 [スケッチ]

とにもかくにも。

モクレン02.jpg


今年は、モクレンを何枚も描きました。
去年の春はどこも花つきが悪かったのですが、夏にはたくさんの花芽をつけていました。
それで、この春は絶対描くと決めていたのです。

ところが、急に暖かくなったせいで、思っていたより早く咲きはじめてしまいました。
これは描けないかも、と思うようなタイミングだったのですが、それでも時間をこじ開けるようにして描きました。


近所にある、立派なモクレンの樹。

モクレン01.jpg


どこから描こうかとうろうろしていたら、そのお家の方が、「敷地内で描いていいよ」と言ってくださいました。
そこで、3時間しかなかったのでざっくりと、ですが、それなりに腰を落ち着かせて描くことができたのがこれ。
描いてみれば、樹木の形を捉えるのって、こんなに難しかったか。というのが第一の感想です。

とにかくこの春は足早で、つかもうとするとするりと逃げてしまうかのようです。
それでもまだまだ、手を伸ばしてみよう。次は何にしようか。

春ふたたび [スケッチ]

はじめて、はじめて。


フクジュソウ01.jpg


フクジュソウ02.jpg


去年の秋から、何かと色々停滞していた感じがします。
それでも、春になったら描くんだ、という気持ちは残っていたんでしょう。

ある異様なほど暖かい日(調べてみたら3月10日でした)に、この気温なら描ける!とスケッチブックを持って飛び出しました。
外は強風。
普段の自分なら、あまり風が強いと描きに行くのをやめていたはずなのですが、久しぶりでそんなこと忘れてました(笑)。
砂ぼこりと花粉と大陸から飛んできた何とやら!?なのに大のマスク嫌いなので無対策。
涙と鼻水ぼろぼろで、帰ってみれば眼が真っ赤に充血しているというひどいありさまでした。

そんな思いはしたけれど、はじめて外で描けたフクジュソウ。
描いている時は、不思議と眼鼻の症状が治まるものです。
とはいえ、やっと描いたという感じではあります(笑)。


いきなり訪れた春にスイッチを入れられて、あわてて再起動したような自分。
そんなすべり出しのスケッチです。
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梅雨明けのころ [スケッチ]

秋風の吹こうかという頃になんですが(笑)

やぶ蚊にさされまくりです。.jpg


アジサイとガクアジサイ。
梅雨が明け、色が褪せはじめたころのスケッチです。
(原画がF6でスキャンが面倒だったってのはナイショです。)

雨の中咲き誇ったアジサイは、梅雨が明けて暑くなると、鮮やかだった色が褪せはじめます。
ところが、この色がなんとも味わい深いのです。
元の花色や日当たりなどによって、色の変化はさまざまです。
遅く咲きはじめた花はまだ色を保っていて、その対比が、季節の移ろいを感じさせます。
その光景が印象的で、他の花を描くつもりだった予定を変えたほどです。

梅雨明けの、重苦しいほどの湿度を感じながら描いた一枚。
夏と言えば太陽を思いがちだけど、これもまた、夏だからこその絵。


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真夏の太陽の下 [スケッチ]

もう暑くてかなわん、と言いつつも。

ノウゼンカズラ.jpg


ノウゼンカズラ。

梅雨明けの暑さの中、あちこちの庭先で鮮やかに咲きだす花。
今年は、6月に来た台風などのせいで、かなりツボミが飛ばされていたので、いい花房を探すのが大変でした。
鮮やかなのに意外に柔らかいオレンジ色が、印象的。
ぶらさがっている茎の動きも面白い、というかこれを描けないとぐにゃぐにゃの絵になっちゃいます。
だから実は、花と同じくらいこだわって描いているのです。


日当たりを好む夏の花のスケッチは、暑さとの戦いです。
長袖長ズボンに帽子、氷をたっぷり入れたサーモス、保水ジェル入りのネックバンド・・・
長年(?)やっているうちに、熱中症対策にも慣れましたが、暑いものは暑い!
描いて帰ってくると消耗しちゃってて、しばらくぐったりしているほどです。

どうしようもないのが、手首から先の日焼け。
今年はよく描いているので、6月ごろすでに、笑っちゃうほどきっぱり色分けされていました。
でも、手袋して描くわけにいかないし・・・。
描いているうちは、あきらめることにします。って、たぶんずっとだ(笑)
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雨の畑で [スケッチ]

ふたたびキャベツです。

ロールキャベツ最高です.jpg


(おぢさんのおかげで間にツーリップがはさまりましたが)
こちらは、葉にしわの多い、サボイキャベツ。
ちりめんキャベツ、という別名が、その特徴をうまくつかんでいるかもしれません。
その葉っぱの表情がとてもきれいで、成長が楽しみでした。

特に逆光になると、葉脈が黄色く透け、光の筋のようになるのが印象的。
これを狙って、1日目に線描をし、2日目は朝のうちに彩色をするつもりでした。
ところが、畑に着いて彩色を始めると、細かい雨が画面を濡らしはじめます。
ハウスで雨宿りをし、止んだ間を狙っては続きを塗る、の繰り返し。
雨で滲んだ色が、雨の日の雰囲気を出したかな?なんて自分だけで思ったりして。

描くのも塗るのも面倒そうで(笑)ちょっとひるんでしまうサボイキャベツ。
でも、葉っぱのでこぼこのリズムをつかむと、面白くなってきました。


やりすぎ感の出る前に、この日もまた、畑の仲間が登場。
今度も、描き終えたキャベツはばっさり刈り取られて、それぞれの食卓へと運ばれるのでした(笑)。

春のくさむら [スケッチ]

時間まで描かれています。

実は間違って入っている赤が・・・.jpg


この春は、チューリップも描いていたのですが、わりあいざっくりしたものばかりでした。
描きこむよりも、全体の雰囲気を描きたかったのです。
これもそんな一枚。
植えっぱなしの球根草花壇で、原種系チューリップとムスカリが、小さな風景をつくっていました。
特に、原種系チューリップの、細長い茎の動きが軽やかで、春らしい躍動感。
脇役のチューリップのさりげない存在感が、いいアクセントです。

描いている最中に、思ったよりも早く陽が陰ってしまいました。
日が陰ると、開いていた花が閉じてしまいます。
ということは、どんな順番で描いていたかわかっちゃいますね(笑)

とりあえず、最初に写真撮っておいてよかったなー。

そんな春の日の記録です。



(おぢさんは、チューリップの品種までコメしてくらさい。)
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畑の朝 [スケッチ]

ふたたび、畑より。


彩色は時間との戦い!.jpg


キャベツです。

畑に生えている形がきれいだな、とは以前から思っていました。
でも、よそ様の畑に入っていくわけにもいかず、描く機会がほとんどありませんでした。
今度は、自分の畑で気兼ねなく描ける!
というわけで、畑に通ってはスケッチしていました。

球の部分の淡い黄緑色、ごつい外葉の、粉をふいたような青緑。
先日、皆既日食を見に畑に行った時、そんなキャベツの色がとても美しく見えました。
それで、描くのなら彩色は朝の光のもとでと思い、午後に線描をし、翌朝に彩色するという日程で描きました。
自分にしかわからないかもしれないけど、ちゃんと朝の光に包まれた色になっています。

見事に育ったキャベツは、収穫される前に、なんとか描き上げてしまわないといけません。
ほぼ彩色が終わったところで、仲間が到着。
未練を断つべく(笑)キャベツはばっさりと刈られ、それぞれの食卓へと運ばれて行くのでした。



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バラ園の一日 [スケッチ]

いちばん好きなバラを、たくさん描きました。


レディ・ヒリンドン1.jpg


レディ・ヒリンドン2.jpg


レディ・ヒリンドン3.jpg


バラ レディ・ヒリンドン

神代植物公園でも、数少ないティーローズ。
他にないといわれる、淡いあんず色の花、そして紅茶のようなやわらかい香り。
どれかひとつバラを育てるとしたら、これかなと思うくらい好きなバラです。

はかなげな雰囲気のある秋の花が好きで、よく描いていたけれど、春の花を描くのは初めて。
瑞々しくふくよかで、咲き方にも勢いがあります。

よく咲いていたので、描く花を変えながら1日で3枚のスケッチをしました。
モニターだとわかりにくいと思いますが、3枚目はかなり陽が陰ってきてから描いたので、色が少し違っています。
この品種は花首が弱く、咲き進むと花がうなだれてしまうのですが、それと上へ向かうツボミの動きとの対比が面白く、ツボミもたくさん描きました。
茎の曲線の美しさといい、ほんとに絵になる花です。たくさん描けてうれしい一日でした。


・・・花よりツボミや茎ばっかりうまくなっていってる気がするなあ(笑)

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