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畑より。 [スケッチ]


初スケッチです。

まだ食べてません.jpg


春から始めた畑で、育てているブロッコリー。
ちっちゃな苗だったのに、3か月ほどでみるみる大きくなりました。
もう2,3日中には収穫しなきゃ、という状態です。
中心の花はともかく(笑)青白くて丸みのある葉の線、放射状に伸びる茎の勢いはとても魅力的。
とはいえ、なかなかこの表情が捉えられず、意外に苦戦しました。

以前から、家の周りの畑では、ブロッコリーを作っている景色がよく見られます。
でも、他人の畑に踏み込むわけにいかないから、ずっと遠目に見ているだけで。
今年は、トウモロコシ、枝豆、キャベツ・・・描いてみたかった野菜たちが、自分の畑で元気に育っています。
スケッチ道具を持って、畑に行く日が増えそうです。

オリーブのフーガス [スケッチ]

そのまんまです。

笑う口みたい・・・.jpg



前回メゾンカイザーに行った時、一緒に買っておみやげにしたパン。
形が面白くて印象的でした。
また行く機会があったので、今度はモチーフとして買いました。
畑でみんなと食べたかったので、早起きして出かける前にスケッチしました。

全体的にグレーがかった色で、色を写しつつパンらしく見せるのが意外に難しい!
塗った色が気に入らなくて、水をつけた筆でごしごし絵具を落としたりもしました。
でも、それがいい感じになったりするから面白い。
パネルに水彩紙張って描いててよかったー。

描いているときは無心で形と色を追っていたんだけど、こうして見ると、生地がどうふくれて焼き色がついていったのかが想像できる気がします。
(描いた本人ができればいいんです!)


絵を習うと、「食べ物はおいしそうに」「花はみずみずしく」感じながら描くように、と言われたりします。
昔、デッサンを教えていたころ、そう言っている先生もいました。
実はワタシ、スケッチのときは、そういったこと、考えてません(笑)。
ひたすら見てるしひたすらそれを描いてる。
「おいしそう」「みずみずしい」は、その結果そうなってればいいのだと思ってます。
モチーフの印象を、そういった言葉に置き換えてしまったら、言葉にならないものがこぼれ落ちてしまいそうだから。
だって、絵で表現しているんだもんね。


さて、このパン、形が形だけに妙な迫力が出ちゃいました。
最初の予定より描きこみすぎているしなあ。
おいしそうに描けているかは、ちょっとわかりません(笑)


桜の中へ。 [スケッチ]

もう一枚、桜が描けました。


原画じゃないとわかんない色ですが.jpg


白い花に、緑の若葉が清々しいオオシマザクラ。

桜は、これまで、ほとんど描いていなかった花。
短い花期とタイミングが合わなくて。というのは言いわけで。
なんだか気後れするというか腰が引けるというか・・・よくわからない理由で、なんとなく描けずにいました。

えいやっと描いてみたら、やっぱり難しいし、なんといっても手数が多い(笑)。
でも、ああ桜ってこうかな、と自分なりにつかめるものもあって。
写生って、モチーフの存在を、自分に刻んでいく作業であるような気がします。

モニターではわかりにくいと思うのですが・・・
珍しく、うっすらと、なんとなく、背景にも手が入っています。
下のほうの紫は、桜の向こうに見えていたムラサキハナナの色。
あの、桜咲く日の空気を残しておくには、必要だと思ったのでしょう。

少し、自分の中に、桜が入ってきた。

もっと、と思うのだけど、桜の時期は、ほんとにあっという間に終わっちゃう。
桜を見送って、また、次の春へ。

春風のなかで [スケッチ]

とうとう桜を描いてみた。

ほんとはすごくピンクです.jpg


実は、これまでほとんど、桜を描いたことはありませんでした。
でも、今年は描こうと思いました。なぜかは、よくわからない(笑)。

眼にとまったのがこの桜。
濃いピンク色に、ふっくらした大きめの花。
艶やかさが眼をひく桜です。

木の花はたいてい高い所に咲くので、立って描くことが多くなります。
文字通り足が棒になります(笑)ほんとに曲がらなくなるんです・・・
立っていると、彩色がやりにくいので、色はメモ程度に。
ふんわりとした桜の雰囲気を、覚えていられればいい。

途中、左側が足りなくなって、紙を継ぎ足しました。
スケッチはスケッチとして、その場の勢いを大事にするなら、それでもいい。

この日吹いていた風の強さも、きっと思い出す。そんな一枚です。

今度は、楚々とした山桜なんかも描きたいな。

秋色をひろって [スケッチ]

お持ち帰りしてみました。


葉っぱ選びも楽しい.jpg


ナンキンハゼ(紅葉)

PCが壊れたとか休日に天気が悪いとかなんだかんだ言ってるうちに(笑)
秋本番どころか終盤ではないですか!


晴れた休日、紅葉も終盤の昭和記念公園に散歩に行きました。
毎年、忘れずに楽しんでいるのが、ナンキンハゼの紅葉。
モミジやイチョウほど、はっきり主張しない感じがするのはなぜだろう・・・
葉の一枚一枚の色づきが違っていて、よく見ると味わい深いのです。
きれいな葉を何枚か拾ってきて、色をメモする気分で描いてみました。
複雑な色味と配色が面白い。でも、絵ではやりすぎないように。
こうしてみると、葉の形もなかなかかわいいです。

描くために葉を並べていたら、ふわっと部屋が明るくなった気がしました。
秋の陽射しも、一緒に持ち帰ってきたみたいな感じ。

冬枯れの色になる前に、輝く色がある。そんな短い季節の一日。



秋のリクエスト [スケッチ]

秋のあでやかな色。


4個中1個しかドライにはなりませんでした・・・.jpg


さて、赤坂での展示も、あと一週間。
ここでの作品を描く際、「秋らしい野菜のモチーフで」という、軽いリクエストがありました。
し、しかし・・・
10月ならではの野菜って、実はあまりないのです。
果物や芋類は豊富だけど、芋って絵にしづらいしなぁ、と少し困りました。

そんなとき、HANAさんから、実家の庭になっているザクロを枝つきでいただきました。
って、果物ですけど(笑)
でも、とても秋らしいモチーフだし、ありがたく描かせていただきました。
艶やかささえ感じるピンク色の実と、青々とした葉のコントラストが鮮やかです。
ただ、葉は分量が多く、色も濃くて重くなるので、少し軽めの色調に抑えました。

それにしても、枝つきの果物は絵になるんだけど、構図がかなり難しい・・・。

あとからタブロー(今回の場合水彩)にするためのスケッチ、と割り切って描いたことで、少し楽になったところがありました。
絵には出ていないかと思いますが(^^;

このスケッチから描いた水彩画が、今お店にあります。
今度、あらためて見に行ってみる予定です。

日々を刻む [スケッチ]

それはそれで忙しい夏なのです。


いつものより紙の目がよく見えてます.jpg


トケイソウ

再び、更新の間が開いてしまいました・・・

東北に行く前に、描いたスケッチ。
前々から魅力的だと思っていたけど、なかなか描けなかった花です(そんなのばっかり)。

つるの、柔軟だけど強い線。生命力と重力がつくる動き。
ユニークだけど、繊細な花の形。
見て思っていたよりも、さらに難しかった。

初めてのモチーフだといつもそうなのだけど、3枚ほどボツにした上で、できた一枚です。



さて、10月に展示をすることになりそうです。
今度は、野菜のおいしい料理屋さん。
リクエストで、野菜の絵をたくさん描くことになったので、9月は制作に励まなくては。
(就活どうするんだ・・・)
詳細が決まったら、またお知らせいたしますね。

晴れたり曇ったり [スケッチ]


また更新の間が開いてしまいました(^^;;


葉が意外に丸っこいです.jpg


ヒマワリ・バレンタイン


8月のはじめ、曇りがちで天候が不安定な日が続きました。
雨が多く比較的涼しいので、これはヒマワリを描くのにいいと思って出かけました。
日照りが続くと、葉がしおれてしまうし、紙の白が反射して描きづらいのです。

枝分かれして咲くタイプのヒマワリは、ボリュームがあって一株でも絵になります。
茎のつながりや、全体のボリューム感に注意しながら描いていたのですが・・・

曇ったり、小雨が降ったり、かと思うと強い日差しが照りつけたり。
とどめは、スコールみたいな雨。
雨宿りしたり戻ったり、を何度も繰り返し、思うように筆が進められない一日でした。

それでも、このヒマワリで描いておきたいところは、なんとか描きとめられたかな、というところです。
(向こう側の葉がほとんど描けていないのは心残りです。)
彩色はメモ程度だし、線を直した後がかなりあるのですが、自分にとって必要なものが描かれていればいい、そんなスケッチもある、という一枚です。


作品としてきちんと仕上げるスケッチもいいけれど、「完成品」じゃない、素材としてのスケッチもやはり大事。
それでタブローも描きたいと思うけれど、こちらは描けない病が深刻ですorz
とりあえず、今は迷う時間ができたと思って、この際迷ってみることにします(笑)

うまれたてみたいな [スケッチ]

かくれんぼしてました。



さやのどっちを開くかに悩むのです(笑).jpg



空豆


最近、野菜が面白くて、たまに描いてます。
これは、直売ではなく普通にお店で買ったもの。
さやのままだと、何だかわからないようなものなんですが(笑)

開いてみると、みずみずしい気がふわっと立ちのぼるよう。
ふかふかのさやの内側に、ぷっくり太った豆が、なにか生きものの子供みたいにおさまってて、とっても愛らしい。
柔らかく、少し苦味も含んだような淡い色は、過ぎ行く春をそこにとどめておいたみたい。

豆とさやの形そのものも面白い。
構図はちょっと記録っぽく、形をそのまま見せてみました。
あのおへそみたいなところ、さやからつながっていて、本当におへそなんだな。


日常の中で、描いて、見つけて。
スケッチって、そんな記録でもあります。

雨の前に [スケッチ]

気がついたら5月でした。


おぢさんが気に入らんと書いたのとは違う絵です。.jpg


カラー
国分寺、お鷹の道にて


4月も、手を止めていたわけではなかったのですが・・・
なぜか、描いても描いてもいいところなし、という状態でした。
自分の眼の曇りを、わかっていても追い払えないはがゆさ。

この春は、国分寺で見つけたカラーを描くと決めていました。
2日間かけて描きこんだスケッチは、どうもいまいち。
それでもまだ休みがあるのが、連休のありがたいところ(笑)
雲行きが怪しい中、再び出かけていって描いたのがこの一枚です。

たぶん時間はない、と思っていたから、描線もざくざく引いているし、彩色も最小限。
ここまで描いたとき小雨が降りだし、逃げるように帰り道へ向かいました。
でも、持ち帰ってみたら、最初の絵よりもこちらがいいと思いました。
それから、近くで売っていた野菜をモチーフに、もう一枚。
ああやっと、「描く自分」が戻ってきた。
長い休みの、自分だけがうれしい(笑)収穫です。


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