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夏に、上を向いて。 [water colors]

・・・って知ってた?

おねーさんの畑のです.jpg


オクラです。
近くの畑でまるまると太った新鮮なのを、さっとあぶって食べるのが、この季節のお楽しみ。
実は、この向きで、天に向かって実ります。
ピーマンやいんげんみたいに、下向きにぶら下がってると思ってる人が、意外に多いですが(笑)

実際に実っているときの向きにするのが自然な感じがして、この構図になりました。
モチーフを加工している(切っただけですが)のは、ワタシの絵としては珍しいかも。
オクラの最大の特徴って、断面の形じゃないかなー、というわけで、描かずにはいられませんでした。
切っていないオクラを、もっと角ばった感じにするかどうかは悩みどころでしたが、シルエット優先で。



去年から自己流でやってる、ヒキコモリ水彩画(笑)。
前回の絵から、紙はMO紙を使っています。
和紙の製法で手漉きされる水彩紙で、独特の風合いは魅力的。
発色や滲み具合も和紙に近く、水彩紙としてはユニークな存在だと思います。
表面が柔らかく傷みやすいのもあって、洋紙に慣れている方には使いにくいと評判のようです(笑)。
ワタシはわりと好きなので、しばらく使ってみようと思ってます。
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土の中から [water colors]

掘りだしました。

このあともちろん食しました。.jpg


じゃがいもです。見ればわかるか(笑)
7月の収穫祭のために、水彩も描きたいなと思って、たまたま手近にあったじゃがいもを描きました。
実は、自分の畑のではなく、近所の農家で買ったものですが。
大きいのからビー玉くらいの小さいのまで混ざってるのが、いかにも畑から掘り上げたままという感じです。

いつもならもっとごろごろ土臭く描いちゃうところですが、今回はさらっとシンプルにしたいと思いました。
ですが、遠くから見たり縮小したりすると、妙にリアルに見えるところもあります。なんで(笑)?

この絵を見た、畑の大先輩のぽとすさん、さらりと「キタアカリね」。正解!
画面のポイントにもしている、赤い芽が特徴なのだそうです。
あとは、全体的に黄色っぽいのもキタアカリの特徴。

今、手元には、男爵と、皮の赤いアンデスレッドがあります。
とはいえ、おいもごろごろを絵にするのって、やはり難しいです・・・



余談ですが、額装を手伝ってくれた某氏が「どっちが上?下?」と本気でわからない風でした。
試しに絵をひっくり返してみると・・やっぱり変だって!
あ、いや、でも、描いた人でないとわかんないのかな・・・orz

雨の畑で [スケッチ]

ふたたびキャベツです。

ロールキャベツ最高です.jpg


(おぢさんのおかげで間にツーリップがはさまりましたが)
こちらは、葉にしわの多い、サボイキャベツ。
ちりめんキャベツ、という別名が、その特徴をうまくつかんでいるかもしれません。
その葉っぱの表情がとてもきれいで、成長が楽しみでした。

特に逆光になると、葉脈が黄色く透け、光の筋のようになるのが印象的。
これを狙って、1日目に線描をし、2日目は朝のうちに彩色をするつもりでした。
ところが、畑に着いて彩色を始めると、細かい雨が画面を濡らしはじめます。
ハウスで雨宿りをし、止んだ間を狙っては続きを塗る、の繰り返し。
雨で滲んだ色が、雨の日の雰囲気を出したかな?なんて自分だけで思ったりして。

描くのも塗るのも面倒そうで(笑)ちょっとひるんでしまうサボイキャベツ。
でも、葉っぱのでこぼこのリズムをつかむと、面白くなってきました。


やりすぎ感の出る前に、この日もまた、畑の仲間が登場。
今度も、描き終えたキャベツはばっさり刈り取られて、それぞれの食卓へと運ばれるのでした(笑)。

春のくさむら [スケッチ]

時間まで描かれています。

実は間違って入っている赤が・・・.jpg


この春は、チューリップも描いていたのですが、わりあいざっくりしたものばかりでした。
描きこむよりも、全体の雰囲気を描きたかったのです。
これもそんな一枚。
植えっぱなしの球根草花壇で、原種系チューリップとムスカリが、小さな風景をつくっていました。
特に、原種系チューリップの、細長い茎の動きが軽やかで、春らしい躍動感。
脇役のチューリップのさりげない存在感が、いいアクセントです。

描いている最中に、思ったよりも早く陽が陰ってしまいました。
日が陰ると、開いていた花が閉じてしまいます。
ということは、どんな順番で描いていたかわかっちゃいますね(笑)

とりあえず、最初に写真撮っておいてよかったなー。

そんな春の日の記録です。



(おぢさんは、チューリップの品種までコメしてくらさい。)
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畑の朝 [スケッチ]

ふたたび、畑より。


彩色は時間との戦い!.jpg


キャベツです。

畑に生えている形がきれいだな、とは以前から思っていました。
でも、よそ様の畑に入っていくわけにもいかず、描く機会がほとんどありませんでした。
今度は、自分の畑で気兼ねなく描ける!
というわけで、畑に通ってはスケッチしていました。

球の部分の淡い黄緑色、ごつい外葉の、粉をふいたような青緑。
先日、皆既日食を見に畑に行った時、そんなキャベツの色がとても美しく見えました。
それで、描くのなら彩色は朝の光のもとでと思い、午後に線描をし、翌朝に彩色するという日程で描きました。
自分にしかわからないかもしれないけど、ちゃんと朝の光に包まれた色になっています。

見事に育ったキャベツは、収穫される前に、なんとか描き上げてしまわないといけません。
ほぼ彩色が終わったところで、仲間が到着。
未練を断つべく(笑)キャベツはばっさりと刈られ、それぞれの食卓へと運ばれて行くのでした。



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バラ園の一日 [スケッチ]

いちばん好きなバラを、たくさん描きました。


レディ・ヒリンドン1.jpg


レディ・ヒリンドン2.jpg


レディ・ヒリンドン3.jpg


バラ レディ・ヒリンドン

神代植物公園でも、数少ないティーローズ。
他にないといわれる、淡いあんず色の花、そして紅茶のようなやわらかい香り。
どれかひとつバラを育てるとしたら、これかなと思うくらい好きなバラです。

はかなげな雰囲気のある秋の花が好きで、よく描いていたけれど、春の花を描くのは初めて。
瑞々しくふくよかで、咲き方にも勢いがあります。

よく咲いていたので、描く花を変えながら1日で3枚のスケッチをしました。
モニターだとわかりにくいと思いますが、3枚目はかなり陽が陰ってきてから描いたので、色が少し違っています。
この品種は花首が弱く、咲き進むと花がうなだれてしまうのですが、それと上へ向かうツボミの動きとの対比が面白く、ツボミもたくさん描きました。
茎の曲線の美しさといい、ほんとに絵になる花です。たくさん描けてうれしい一日でした。


・・・花よりツボミや茎ばっかりうまくなっていってる気がするなあ(笑)

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畑より。 [スケッチ]


初スケッチです。

まだ食べてません.jpg


春から始めた畑で、育てているブロッコリー。
ちっちゃな苗だったのに、3か月ほどでみるみる大きくなりました。
もう2,3日中には収穫しなきゃ、という状態です。
中心の花はともかく(笑)青白くて丸みのある葉の線、放射状に伸びる茎の勢いはとても魅力的。
とはいえ、なかなかこの表情が捉えられず、意外に苦戦しました。

以前から、家の周りの畑では、ブロッコリーを作っている景色がよく見られます。
でも、他人の畑に踏み込むわけにいかないから、ずっと遠目に見ているだけで。
今年は、トウモロコシ、枝豆、キャベツ・・・描いてみたかった野菜たちが、自分の畑で元気に育っています。
スケッチ道具を持って、畑に行く日が増えそうです。
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オリーブのフーガス [スケッチ]

そのまんまです。

笑う口みたい・・・.jpg



前回メゾンカイザーに行った時、一緒に買っておみやげにしたパン。
形が面白くて印象的でした。
また行く機会があったので、今度はモチーフとして買いました。
畑でみんなと食べたかったので、早起きして出かける前にスケッチしました。

全体的にグレーがかった色で、色を写しつつパンらしく見せるのが意外に難しい!
塗った色が気に入らなくて、水をつけた筆でごしごし絵具を落としたりもしました。
でも、それがいい感じになったりするから面白い。
パネルに水彩紙張って描いててよかったー。

描いているときは無心で形と色を追っていたんだけど、こうして見ると、生地がどうふくれて焼き色がついていったのかが想像できる気がします。
(描いた本人ができればいいんです!)


絵を習うと、「食べ物はおいしそうに」「花はみずみずしく」感じながら描くように、と言われたりします。
昔、デッサンを教えていたころ、そう言っている先生もいました。
実はワタシ、スケッチのときは、そういったこと、考えてません(笑)。
ひたすら見てるしひたすらそれを描いてる。
「おいしそう」「みずみずしい」は、その結果そうなってればいいのだと思ってます。
モチーフの印象を、そういった言葉に置き換えてしまったら、言葉にならないものがこぼれ落ちてしまいそうだから。
だって、絵で表現しているんだもんね。


さて、このパン、形が形だけに妙な迫力が出ちゃいました。
最初の予定より描きこみすぎているしなあ。
おいしそうに描けているかは、ちょっとわかりません(笑)


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黒いクリスマスローズ [water colors]

そしてこうなります。

あとが続いていませんが・・・.jpg


なんとなく惹かれてスケッチした、黒いクリスマスローズ。
そのまま水彩画にしてみました。
このクリスマスローズは、花だけでなく、茎も葉も全体的に黒ずんだ色合いです。
それがかえって、いつもの緑にこだわらず、楽に色を使えるきっかけになった気がします。
花は、いくつもの色味が組み合わされた、とても複雑な色。
絵具で表現するのは、やはりかなり難しいです。

透明水彩は、手軽なようでいて、やりだすとものすごく深い。
描きたいもの、描きたい絵、でも、かたちにならない。
そんな日々。

あ、チューリップも描きに行かなきゃなあ。

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桜の中へ。 [スケッチ]

もう一枚、桜が描けました。


原画じゃないとわかんない色ですが.jpg


白い花に、緑の若葉が清々しいオオシマザクラ。

桜は、これまで、ほとんど描いていなかった花。
短い花期とタイミングが合わなくて。というのは言いわけで。
なんだか気後れするというか腰が引けるというか・・・よくわからない理由で、なんとなく描けずにいました。

えいやっと描いてみたら、やっぱり難しいし、なんといっても手数が多い(笑)。
でも、ああ桜ってこうかな、と自分なりにつかめるものもあって。
写生って、モチーフの存在を、自分に刻んでいく作業であるような気がします。

モニターではわかりにくいと思うのですが・・・
珍しく、うっすらと、なんとなく、背景にも手が入っています。
下のほうの紫は、桜の向こうに見えていたムラサキハナナの色。
あの、桜咲く日の空気を残しておくには、必要だと思ったのでしょう。

少し、自分の中に、桜が入ってきた。

もっと、と思うのだけど、桜の時期は、ほんとにあっという間に終わっちゃう。
桜を見送って、また、次の春へ。

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